会長挨拶
令和7年6月23日の理事会において、恩賜財団神奈川県同胞援護会の会長(理事長)に就任いたしました。
本会は、太平洋戦争で戦災にあわれた方達を援護する目的で設立された戦災援護会(全国組織)を母体に、昭和22年10月に財団法人恩賜財団神奈川県同胞援護会に改組し、昭和27年の社会福祉事業法施行に伴い社会福祉法人となりました。戦後の混乱期から高度成長期を経て、目まぐるしく変わる社会のニーズに対応しながら現在の組織体制へ変遷し、令和9年には創立80周年を迎えようとしております。
長い歴史と伝統を引き継いでこられた歴代の会長・諸先輩方に恥じないよう努めて参りたいと存じます。
近年は業態に関わらず人手不足が問題となっております。社会福祉事業もあらゆる職種で人材不足が大きな課題となっております。
本会では、すべての職員にとって働きやすい職場環境や処遇向上を目指し、組織力を活かした様々な内部研修などによるスキルアップやキャリアアップの機会を計画的に進めながら人材育成を行い、定着率の向上につなげております。また人材確保が困難な職種の学生への奨学金制度、就職祝金など実施しており、各種の資格所有者についても復職に対する援助プログラムを作成し、再チャレンジの機会となるよう努めております。
これからも、多様化する福祉ニーズを的確に捉え、質の高いサービスの提供など皆様のご期待に応えるべく役職員一同力を合わせ、また地域の皆様や利用者様やご家族様のご協力を得ながら、事業運営に取り組んで参りますので、よろしくお願い申し上げます。
令和7年7月
会長 石井謙次